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第735話 “藤虎の思惑”



■うちのコック

いやー、ワンピース「ドレスローザ編」が動いてますねー!!

年末年始を挟んで、合併号やらなんやらで飛び飛びに読んでると
誰がどこで何をしているのか頭に入ってこないのですが
5話くらい一気に読むと凄いスピードで話が展開しますね!
そしてなんと2014年も一月が過ぎようとしています。

尾田っちが「サボ」とはひと言も言ってない。と言い放ったのが2013年の暮れ。
それが尾田っちの最後の言葉でした。(※ジャンフェススーパーステージでの)

そして今週、サボがルーシーの仮面でコロシアムの決勝に出るところまで
話が進むのですが私のツイッターのタイムラインに限って言うと
ゾロが「うちのコック」と言ったことが
2020年東京オリンピック招致よりもよっぽど大きなニュース扱いでした。

「お・も・て・な・し、おもてなし」よりも強い瞬間風速で
「う・ち・の・コック、うちのコック」が人気ワードとなっていました。

ドレスローザ編の佳境に、色んな感情は沸き起こるけれども
何か一つに話題を絞った方が感想を書きやすいというのもあるので
私も「うちのコック」で感想を書こうと思います。

私の場合は心にタイフーンが吹き荒れるというよりは
じんわりと心に染みる感慨が湧きました。

これまで、ゾロの方向音痴を心配するサンジの姿はよく見かけましたが
サンジをハッキリと心配するゾロというのは見た事がありませんでした。
サンジに限らず、ゾロは男性クルーがどこでどうしてようと放置している傾向が
ありますが、今回はサンジの動向を気にしていました。

サニー号で「ビッグマムに反撃していいか」と言っていたサンジを
把握していながら、自分が見失ってからの後のサンジがどうしていたのか気にしていました。

それが今までとは違っているのが気になりました。(良い意味で)
パンクハザードでゾロがルフィに「しっかりしやがれ!これからだぞ!新世界は!」と
発破をかけていました。
もちろんそれは自分自身にも言い聞かせていたことなので
サンジが「厳しいなぁ自分に」とニヤニヤしていました。

うちのクルーなら何とかするという信頼が、もしかしたら油断に繋がっていたかもしれません。
気を引き締めたゾロが女性と2人で姿を消したサンジを気にしたのは
魚人島でのサンジの決定的な弱点を目の当たりにしたからかもしれません。

自分が見ていない所で、女性にたぶらかされて冷静さを失った状態で
サニー号にいたのでは戦力として不安が残ります。
そのような事まで考えての「お前さっきうちのコック連れてった奴だろ」発言だと思います。

ゾロの成長が眩しいです。

更に付け加えるなら(心の灯火に)。

スリラーバークでルフィの傷を自分に負わせるようにくまに言った時。
それまで個人個人の夢がそれぞれに船に同乗していた一味でしたが
この時には一味は一心同体で、それぞれのクルーが自分の分身であるかのような
関係になっていると感じさせました。

麦わらの一味が旅を続けていくためには船長が必要で
その航海を進めるために自分が捨て駒になろうとも、それはそれで
自分の役割だという覚悟が見えたゾロのカッコイイエピソードです。

その時にゾロの身代わりに名乗りを挙げたサンジをドスっとやってまして
それぞれの解釈はあると思いますが、ゾロにしてみれば
「オレの覚悟を邪魔するんじゃない」とか「お前じゃルフィの代わりにならない」
というような自分本位な、サンジを軽んじる感情もあったかもしれません。
まぁ、仮にあったとしましょう。

2年の歳月はお互いの大切さを再認識する期間でもありました。

新世界編で聞く「うちのコック」発言に、
既に一心同体とも言える麦わらの一味の
命を直接預かっている船医やコックという存在は
自分1人の命よりも大事な物なんだという敬意すら
感じたのですが、私はバカですか?

あと全然ジャンプと関係のない話をこれからやります。

アンソニーボーディンの「世界を喰らう」というCSの番組をよく見ます。
元コックで現在作家のアンソニーが世界中で地元の人が食べる物を
食べるという番組で、文化や情勢の違いはあっても
人間の「食べる」という事の本質を見つめることが出来る面白い番組です。

その番組でアンソニーが中東を訪れた時に、紛争が始まってしまい
出国することも出来ずに、ホテルに缶詰状態になってしまいました。
やる事もなく、気持ちも暗くなる一方でアンソニーはホテルの厨房を
借りて料理を始めました。
アンソニーは「手持ちぶさただし、料理をしていると嫌な事を考えずにいられる」と
言って、テレビスタッフや同じホテルに軟禁状態の人達にご馳走をふるまっていました。

それを見た時に、ちょうどスリラーバークでゾロの「なにもなかった」を見た
サンジもこんな感じだったのかなぁと思いました。
料理でもしていないとやってられないという精神状態だったのかなぁと。
大勢の宴のための料理を次から次へと準備していることで平静を保っていたのかなぁと。
ひとしきり萌えたことをどこかで言いたかったのです。

最後まで読んで下さり有難うございます。



2014/1/31

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