第650話 “知っておくべき2つの変化”

『ゆく年くる年』


■寝ゾロ

ゾロが大の字で寝ていて安堵しました。

ゾロは基本的に座ったままで居眠りするのですが、こうして仲間が集まってしゃっきりしている時には心を許して寝ることができます。アラバスタ編でビビがバロックワークスについて説明している時も同じようにゾロは大の字になっていてゾロがリラックスしているのを思い出しました。

ゾロがこんな風に寝られるのも2年ぶりですね!

■2年間の変化

センゴクが青キジを推した時から「こら、どんでん返しあるでー?!」と思ってましたがこんな結末とは!
インペルダウンの囚人が解放された事実を隠蔽しようとした上層部とセンゴクに溝があることは分かっていましたし、そのような上層部が赤犬を推すのも予想はできましたが、青キジがそれに強く反発することは意外でした。

彼は飄々と、自分なりの正義のスタイルを新しい海軍でも通しそうに思うのに、海軍から退くことになるとは!まだ全貌が見えない赤犬の強固な思想と、青犬が見据えた未来について2時間ドラマとかで見たいです。

カイドウも花の名前だと言うから驚きです。まさかの九蛇つながりもあるのかどうか?!

2年間の変化をちびりちびりと扉絵で確認しながら私の出来ることは六本木ヒルズへの道のりを確認するくらいです。

■3つの僕に命令だ!ヤー!

さて!いよいよ本題のポーネグリフですが
どこから着手して良いのか分からないし
結論は「さっぱり分からない!」となることは既に明らかで
そもそもネプチューンとロビンの会話にもついていけない、
カックラキン大放送のナオコばあちゃんの縁側日記の「ぁあ?なんだって?」な状態です。
(CSのファミリー放送でやってた!懐かしい!)

海王星、ネプチューンは海神、ネプトゥヌスから。

天王星、ウラヌスは天空の神、ウーラノスから。

冥王星、プルートは冥府の王、プルートから。

また、原子番号92番ウラン、原子番号93番ネプツニウム、にちなんで原子番号94番の
元素をプルトニウムと名付けられたという説があります。
英語だとネプチューンで、ギリシャ語だとポセイドンだそうで海の神を指すのは同じです。
ちなみにプルトニウムとは自然界に存在しない、人工で出来た元素だそうです。

プルトンが“戦艦”で、ポセイドンが“人魚が生まれ持った能力”だと分かった時点で
想像できるウラヌスとは空に関係する、人工で造れない物だということです。

■魚人島とジョイボーイの約束

海の森のポーネグリフはジョイボーイから当時の人魚姫に宛てられた手紙だそうです。

ここで少しひっかかるのがネプチューンの言う「地上の人物」。この言葉から感じたのは「魚人島に長くは滞在しなかった、通りすがり」ということです。少なくとも住んだりはしていなかったようです。

人魚姫とは、手紙を送るくらいには交流を深めたようですが、それは一時的な物で、ジョイボーイは手紙を残して魚人島から去った、或いは地上から手紙を送ったと読み取れます。

人魚姫に宛てた手紙は個人的な内容ではなく、魚人島との約束を守れなかったことを謝罪しています。そして当時の住民だけでなく、子々孫々にまで読まれるようにポーネグリフで残しています。

ジョイボーイが人魚姫の能力を覚醒させただろうというのは、ほぼ間違いないでしょうが、彼はノアを使ってある目的を果たすことはしませんでした。

ノアが動く条件は、海王類と会話出来る人魚姫と、それを導く人間が出会うことですが、それだけでは無さそうです。

海王類はノアを海の森に運びました。
また、ジョイボーイも手紙を海の森に残しました。

ノアが動く条件は海の森に何か関係しているはずです。

海の森には「陽樹イブ」の光がたくさん差し込んできます。
この「空からの光」が関係あるのでしょうか。

それから、ここで確認しておきたいことは
魚人島の住民達が地上へ大移動しようとした計画と
ジョイボーイが果たせなかった約束とは別だろう、ということです。

ネプチューンの先祖が失敗した大移動計画は
おそらくノアが動く条件が揃わなかったのだろうと思います。
一方、ジョイボーイが果たせなかった方のノア発動は
海王類の意志も絡んでいるはずで
魚人達の移動とは別の次元の問題なのだと思います。

ノアは魚人達が地上へ移動するために造られた物ではなく
ジョイボーイ、ポセイドン、イブの光が揃って何かを
起こすために造られた物なのだと思います。

■ポーネグリフはいつからあったの?

800年以上前に書かれたポーネグリフに“古代”と書かれているということは、ポーネグリフは自分達の技術を誇示したというよりは言い伝えを残しているということでしょうか。

さて、このポーネグリフはいつごろ書かれて、いつ頃世界にばらまかれたのかを考えていきます。

シャンドラは1100年以上前に栄華を極め、800年前に都市は消えました。

シャンドラはポーネグリフを守るために戦って滅びました。

世界政府側の見方で言うなら、シャンドラのポーネグリフは確保できなかったので、都市ごと消した、ということになりましょうか。

ポーネグリフのみが戦いの動機であって、黄金が盗まれるようなことがないのも興味深いです。

ポーネグリフは戦いの前に運び込まれています。

戦いの直前でしょうか?

これは1つの仮説ですが
空白の100年とは、ポーネグリフが世界の都市にばらまかれた時代なのではないでしょうか。

ポーネグリフとはただ歴史を伝える物。
しかし、その歴史が持つ力が余りに強大なので
誰でも触れることができないように、かつ消えてしまわないように
バラバラにして有力な都市に残そうとしたのではないでしょうか。

その歴史の持つ力の大きさに、敵意が動き
有力な都市が次々に滅ぼされたのが800年前…。
一から歴史を作り上げるには都合が良さそうです。

敵意と戦い、歴史を守ったシャンドラは消され
歴史を敵意の管理下に置かれたアラバスタは世界政府の加盟国となっています。

アラバスタ王国の歴史はネフェルタリ家12代の歴史。
800年よりも短いです。
現在の世界政府加盟国は、おそらく800年前よりも後にできた国ばかりなのでしょう。

古代文字を読めないコブラが「兵器の全て、そのありか」が記されていると言っています。コブラがどこまでポーネグリフの内容を把握しているかは分かりませんが
プルトンが実在していると判断して良いでしょう。

少し前に、私はプルトンは現在の技術では造れない幻の戦艦なんじゃないのか?という考えを持ちまして、未だにその説も「あり」のような気がしているので、プルトンそのものでなくても、プルトンを造ることができる技術のありか、という解釈もありかなーと思ってます。

■“宝”

竜宮城に厳重に保管されていた国宝とは危険な凶薬でした。一方、国民の命が無事ならば、泥棒に盗まれた財宝が軽い物だとネプチューンは語りました。

ポーネグリフもコブラは「代々伝わる宝」だと説明しましたが、それは危険な思想が拡散しないように番をしているだけだという顛末です。

シャンドラの黄金が放置されていた事とも似てますが、ワンピースの世界では、危険とされる歴史や思想が、より重要な“宝”として扱われている場面がよくあります。

ノアの使命とは。
魚人達が見届けるのはノアの使命が成就して、幸福をもたらすことではなく、ノアが暴走しないために監視するというような、シリアスな物ではないのかな、と思えてきました。

消された歴史や都市は、ただ事実や存在を残そうとした。
一方、敵意はそれが危険であるからと抹殺しようとした…。
そんな考え方の違いから、大きな溝が広がったのではないかと感じます。

ところで、ノアの発動条件が
ジョイボーイ、人魚姫、イブの光と先述しましたが、プルトン、ウラヌス、ポセイドンと絡めることはできないでしょうか。

ポセイドン=人魚姫
プルトン=ノア
ウラヌス=太陽の光

そう考えると全てのポーネグリフを繋げたリオ・ポーネグリフとは
まさにノアの使命が全うされることのように思えます。

そして、ジョイボーイはその約束を果たさなかった。
また、ロジャーもテキストは全て繋げたけれど
ワンピースは手に入れなかった・・・・。

もしかして、ノアに命が吹き込まれる瞬間は
世界がひっくり返る瞬間なのかもしれません。



2012/1/2

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