第627話 “かたじけない”

『タイヨウになったオトヒメ』


■オトヒメはもう戻らない

結局オトヒメ暗殺の真犯人はうやむやということですか。
魚人島では「人間が王妃を殺した」ということで、それ以上は
問題を掘り下げないようにしているみたいですね。
読者側から見ると釈然としませんが。

ホーディは現在、オトヒメの写真を踏み絵に使ったり
動機は十分ですが、こんな回りくどいことしないような気もしますね。
署名を焼いたのはホーディっぽいと感じるのですが…。
ドーピングの薬もどこから入手したか不明ですし…、うーむ…。
明確な“敵”役がいたころのワンピース序盤が懐かしくも感じられる
深海の今日この頃ですね。

・・・・デッケンからの手紙の「おれはお前に“変”をした。」という文が正確過ぎる。

オトヒメは本当にみんなから愛されていたのだなぁと感じられるお葬式の風景です。
なんか、ジンベエがオトヒメのことを女性として好きだった…と妄想すると
ロマンチックが止まらないのですが、どうしましょう。
海の森でオトヒメに語りかけてたシーンとか、ロマンスの神様、この人でしょうか?
まぁ、そんな勘違いも出来てしまうほど、オトヒメの人望がすごかったということですよね。
そりゃ踏み絵も踏めませんて。

■ナミの胸(※懐という意味)

アーロンは憎くても、魚人全体を憎まないとキッパリサッパリ
過去を流すナミ姐さんが格好よすぎます。
暗い過去を含めて自分の人生に誇りを持ってる!
そして仲間や現在の故郷を本当に愛していることも伝わってきて
男前にもほどがある。

麦わら海賊団最強伝説を誇るナミゾウですが
しらほしはナミに会って「何だかホッとする」と言ってます。

ナミが境遇が少し似てるから…と言ってて
幼くして母を亡くしてることとかかなぁと思うのですが
しらほしがナミを見てホッとすることを追求したがるのが
ワンピ考察脳と言うのでしょうか。

私はしらほしがオトヒメの見聞色の覇気を受け継いだのかなー?と
考えたのですが、ナミの「そぉ?」という軽い受け流し方を見てると
案外、そういう深い伏線がある訳ではなく
10年間硬殻塔に隔離されていて、気さくに話せる女性の友人というのが
しらほしにとって本当に稀有な存在だったんじゃないかと思いました。

魚人島編に入ってから
海流、バンダーデッケン、陽樹イブ、ノア、ポーネグリフ、レヴェリー・・・・と
今後のワンピースの核に関わってきそうなネタが沢山出てきたあまり
何気ない人間模様さえも「すわ、伏線か!」と息巻いてしまう
自分の姿勢を省みようと思った次第です。

苦悩し、闘い、慰めあう家族の姿を見逃してはいけませんことよ!

今後の魚人島編も家族の絆に注目していきたいと思います。



2011/06/19

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