第594話 “メッセージ”
『夏真っ盛り』
■五つの老いた星
五老星が出てきてどんな未来予想図を描いているのかと
ワクワクしたのに、今週の五老星にはガッカリでした。
海賊の勢力図がどうなるか、全然読めていないなんて!
「三大勢力の均衡など、もはや目も当てられん」とか言ってるし!
海軍と白ひげを対決させてお互いの戦闘力を削ったのは誰の判断だったのかしら?!
三皇=(弱体化した)海軍=五武海=新ユニット
…とかいう新しい勢力を作って革命軍に対抗する体制を作ると思ってたYO!
これじゃ単なる傍観者じゃないの!
もっと世界を作っていく人達だと思ってた!
世界政府や五老星は、自由を求める者から見れば「敵意」であるけれど
最悪を避ける舵取りを続け、市民の安全を守る海軍を育ててきたことに対して
尊敬の気持ちもあったのにな。
過去の理不尽な行為も「やむを得ない」苦渋の選択なんだと思ってたんだけどな。
今まで、五老星はよく頑張りました。
でも、次の時代を作って行くには、もう年をとりすぎたようです…。
■コング登場!
なんと!センゴクさんよりも上の立場の人が登場しました!
「世界政府 全軍総帥」ですって!全軍?
ドフラミンゴの言ってた「もっと上」ってのはコングのことなのかな。
五老星はドフラミンゴがモリアを倒した事を知らないようだし。
モリアを潰した理由はなんでしょう?
全体のレベルアップのため、弱い人を消した?
強い海賊が七武海に勧誘されるのと逆に
弱い海賊が引導を渡されることもあるんでしょうか。むむむ…。
わかんない事だらけ!
■オックス・ベルってのは何だ?
海軍のえらい人達はみんなオックス・ベルのことを良く知っていますが
私達読者にオックス・ベルについて説明して下さったのはなんとキラァアアア!
え。不良なのに物知り…。
ゾロと同じく億越えルーキーであり船長の右腕的立場でありながら博学…。
こんな長い説明を噛まずにスラスラ言える仮面の男、キラァアアアア!メギャァアアア!
暴れん坊の船長と冷静で知的なNo.2という組み合わせに萌えるところ!ここ、萌える所!
攻受はお好きな方でどうぞ!
『つまり…その鐘は“時代”の終わりと始まりの宣言と取れる・・・・・』
はい、このクールなキラーのセリフの後にゾロの姿、ドン!
■今週のにぶちん
さぁ、始まりました。今週のにぶちん劇場。
レイリーに見抜かれていた!ゾロの鈍さ!さすが冥王と賞賛するべきか!
鈍さ丸出しで天竜人に「道を聞きたいのか?」と聞いちゃうゾロにトロフィーを贈るべきなのか!
ぎゃふん!(とりあえず言っといた)
その前に!
ゾロは鋭い男なんです!野生の狼のような鋭さなんです!
獣の分野ではチョッパーと1,2を争う鋭さなんです!それは間違いない。
ゾロが鈍いのは心の機微とかそういう文明的で繊細な分野なんです。
だから女心とか、一生理解できないんです!だが、そこがイイ!憎い!
かけひきとか取り繕うとか絶対やらないんです。というかできない。
余計な飾り立てた言葉無用!直球ストレートに「早まるな。助けに来たんだ。」とか言うんです!
そう!そこがイイ!
そんな野獣なくせして「うまかった。ごちそうさま。」という礼儀はコウシロウの躾の賜なのか!
そして意外と味覚が鋭いことも調査済!
バラティエで「ここの飯はうまいぜ」と褒めてます。ちゃんと味がわかります。(ゾロを何だと思ってるのか!)
さて、レイリーが麦わらの一味と話をしたのはシャッキーのぼったくりバーです。
そこでの短い時間の中で、レイリーはゾロの鈍さを見抜いたことになります。
あの時、確かにゾロだけがレイリーの凄い話に無関心だったと思います。
当時(506話)の私が記した記録。
頑張れ!ゾロ!
君はいつも、大事な時に包帯だらけだ!
またペローナに手当てしてもらったのかな。
どこで新聞を読んでいるんだい?ベッドの上には見えないけど…。
意地を張ってミホーク様のお屋敷に入るのを拒んでいるのかい?
全く可愛い奴め…。
ああ、そろそろペローナもゾロの可愛さに気づき始めている…。
気をつけて!その可愛さ、中毒性があるからぁあああ!!!
■新聞記事に対するリアクションまとめ
ウソップ「辛ェ時に一緒にいてやんなきゃ…仲間じゃねェだろォ〜〜!」
→「…わかった!わかったぞルフィ!」(涙ぐむ)
チョッパー「早くルフィに会って…ケガを治してなりたい…」
→「え〜?ウソだろ…?!ルフィが…何でまた〜?!」
→「そうか、わかったぞ!」(笑顔)「ルフィ!おれ、わかった!そっか!そっか!」(涙ぐむ)
ゾロ「お前にルフィの現状を聞かされたからだよ!じっとしてられっか!」(イライラ)
→「ルフィはこんな事する奴じゃねェ…
レイリーが一緒って事はこいつの差し金だ…必ず何かある…!」(ハァハァ)
ナミ「目の前でエースを失って…ルフィは必ず集合場所に来る!早く会いに行って力になりたい!」
(心配でしょうがない)→「人の気も知らないで…勝手なんだから!」(怒る)
ブルック「ルフィさん!辛い時は歌いましょう!その時のための音楽家です。今、行きますから!」
→「あーそういう感じに!」
フランキー爆発→「成程」
ロビン「フフッ」→「了解」
サンジ「え?!ルフィ?!」(心配そう)→「そうか…ルフィ」(穏やかに見守る風)
イワンコフ「破天荒は親ゆずりね」
ビビ「ん〜〜〜〜〜おしゃれ?違うわよね。ルフィさんだもん。」
クロコダイル「“コイツら”何をやってるんだ?」
=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=
まず、ハンコックとの結婚という線で考えてみました。
それは、サンジの反応から違うということがわかりました。
次にクルーの反応を見ると「すぐにルフィのもとに行かなきゃ!」という
反応から「わかった。」と何かを汲み取った反応になっています。
そこから分かることは「今は集合の時ではない」と察したのだろうということです。
ビビがルフィの腕のタトゥーに着目したまでは良かったけれど
解読できずに「おしゃれ?」と悩んでいます。
ビブルカードやレイリーの情報を持つ現・クルー達は解読まで
辿り着いたということでしょうか?
それ以上のことはわかりません。新聞記事に載っていることは
おそらく今週の内容が全てだろうと思います。
「これは俺のケジメだから、お前らは手を出すな」といった覚悟や決意が
腕のタトゥーに表されているのかな、と考えているのですが、どうでしょう…。
私はルフィがレイリーとジンベエの3人で新しいチームを組むとか
そういうのもあり得るのかなぁと思いました。
ゾロが言う「ルフィはこんな事する奴じゃねぇ…」というのが
ルフィのどの行動を指すのかはっきりしません。
自ら海軍に攻め入ったことでしょうか。鐘を突いたことでしょうか。
花を手向けたことでしょうか。黙祷をしたことでしょうか。
ウソップやチョッパーの涙ぐむ反応を見るとルフィの決断は
苦しく険しい物のようにも感じます。
とりあえず、フランキーが元気そうで良かった。
■レイリーの目的
海賊を引退したはずのレイリーが派手な行動を起こしました。
レイリーがルーキーを応援する立場なのは理解出来ますが
自ら行動を起こすのは意外です。
バーソロミューくまの最期の言葉がレイリーを動かしたのでしょうか。
だとすると、ルフィの今回の行動は革命軍の動きと何か関係があるかもしれません。
ドラゴンは「世界中に散る幹部達を1度、集める必要がある」と言っています。
(シモツキ村のあの人が動きだしたりして?!)
レイリーのビブルカードはシャッキーに預けてあります。
そのシャッキーの所にパシフィスタが来ましたが、シャッキーは
海軍に狙われているのでしょうか?
そして麦わらの一味は、何を指針とするのでしょうか。
新聞の続報でルフィの次のメッセージを受け取るのでしょうか。
そしてスリラーバークを出る時に見た白い霧の正体は?!
謎は謎で置いておいて
シッケアール王国の様子を想像しながら8月の暑さを乗り越えたいと思います。
夏コミ情報
8月14日(土) 西2 な10-a 若竹
ワンピース考察本を頒布します。
2010/8/4
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