第573話 “この時代の名を“白ひげ”と呼ぶ”
『諦めたらそこで試合終了ですよ』


■月曜日の感想

いつも月曜日にワンピースを続けて2回読む習慣があるのですが
今週は、1回読んだっきりでもう1度読む勇気が湧かなかった!
感想書くの嫌だーってなった!
多分、読んですぐの感想を書くとしたら「ギョエエエエエエエ!」と
ひたすら「エ」を並べる作業で小一時間。
読みにくいし、読む価値なし。

気持ちをどうにか収めようと、ローソンで売ってた「メラメラのポテトチップスチリ味」を食べた。
気持ちが落ち着くどころかホットチリでメラメラな味だった!
辛すぎてロギア系になりかけた!!

とにかく!いやー!エース死なないでぇーーー!!

■水曜日の感想

もちろん死にません!と、そう自分に言い聞かせて
感想を書くために心をアイスエイジ!

最後の最後まで格好いい白ひげが、自分の時代を終わらそうとしています。
感想書くの難しいね。泣ける!重い!もう言葉が切れ切れになる。

その覚悟がどれほど重いのかは、なんとなくわかるんだけど
「時代に…“決着(ケリ)”をか……頃合いじゃねぇか」というガープにも
伝搬したような気がします。
白ひげもガープも、若い兵を育てて未来を紡ぐために余力を残していたとしたら
今、この場所が燃え尽きる場所なんだ、と。

25年前の、金獅子のシキとゴールド・ロジャーが激突した戦争を
「エッド・ウォーの海戦」と呼ぶそうですが
今回の戦争は、何らかの名前がつけられ、後生に語り継がれるのでしょう。

そして「あの頃の海を知る者」の時代が幕を閉じます。



センゴクには五老星のような立場でまだまだ海軍の核心的
役割が残っていそうですが
事実上の海軍のトップは現在の3大将になるのではないでしょうか。

■赤犬

今回、絶対に敵に回したくない、味方でもちょっとヤな感じの赤犬の冷酷さを振り返ろうと思います。

まずは20年前のオハラで。
「万が一あの船に学者が1人でも潜んでいたら今回の犠牲の全てが無駄になる」
と言い、一般市民が乗り込んだ避難船を爆破しています。

戦争が始まってから。
「戦場へ戻れ!本当に家族を想うちょるなら“生き恥”をさらすな!」と部下を炎上させています。
(すいません。適当な言葉が思いつかなかったので、皆さんそれぞれに
 合う言葉をあてはめて下さい。)

モンキー・D・ルフィを見て。
「英雄ガープの孫にして…ドラゴンの息子…あいつも確実に消しとかにゃいけんのう」
標的をロックオン。

そして……。
「ウソじゃぁ思うのならよう見ちょれ。これからの
“集中攻撃”お前らの傘下の者達のみが攻撃される!
“白ひげ海賊団”には一切手を出さんけぇのぉ。」

と、スクアードを罠にはめます。

更に、白ひげが覚悟を決めたのを敬意を持って見送るどころか
「“白ひげ”は敗北者として死ぬ!ゴミ山の大将にゃあ誂え向きじゃろうが」
酷い言葉で罵り、エースを煽ります。

「貴様ら兄弟だけは絶対に逃がさん!」

強い組織の中にはこういう人材が必要なのかもしれませんが
己の正義のために手を汚しすぎる。
こんな上司じゃあ、サウロやTボーンやスモーカータイプはついてこないですよ。
パシフィスタみたいなのを引き連れて、何のために、何を守るのか…。

さて、この赤犬の完璧主義は青キジから見ても「行き過ぎ」と見えるようです。

今回の戦争の海軍の目的を想像するに
“白ひげ海賊団の兵力の減退”ではなかろうかと思います。

白ひげ側を完全に破ることができない場合
優先すべき目的は「エースの処刑」か「白ひげの討伐」か、どちらでしょうか。
エースはあくまでもカードで、真の目的は白ひげではないでしょうか。
なぜなら、エースの処刑をあれだけ大々的に発表したからです。

そうすると、海軍としては白ひげを倒せるのならエースが解放されても
「やむをえない」という選択をしたかもしれません。
ルフィに至っては、そもそも戦争に参戦するなんてことは想定外だったはずなので
ルフィの処罰が海軍側の計画に盛り込まれている訳がありません。
(自陣の被害も少なく留めるために、目的は絞っているはず)

つまり、「D兄弟を逃がさない」という判断は赤犬の個人的な物だと考えられます。



赤犬の行き過ぎた正義を疑問に思う海兵がその場にいるとしたら…。



ガープが!

ガープが?!…とか、ないかな。(願望)

ガープもここで老兵として決着を付けようと覚悟したなら
彼らを生み出した大罪が自分にあると身代わりに……嗚呼それでも悲しいから嫌だ!

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(現実逃避として)



2010/2/10

火山の大研究


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