第796話 “兵隊さんの決意”
第797話 “レベッカ”



センゴクとおつるちゃんって同期っぽいし、40年前はスモーカーとヒナみたいな関係だったんでしょうね。誰かの回想シーンでそういうのあってもいいよ!

しかし今回はセンゴクとつるのちょっとときめく青い時代とかに思いを馳せてる時間はありません。なぜならキュロスが背中で語っていたから。



短い時間ではあったものの、家族の幸せな思い出のつまった小さな家。過去と決別する覚悟の決まったキュロスはレベッカの晴れやかな将来を思う気持ちで、清々しい表情ですらありました。

大人なら、このキュロスの覚悟を尊重しようという気持ちになるのですが、ルフィは違います。ルフィは真っ直ぐすぎて、小回りがきかずに正面の壁を破壊しながら突進する、バカがつくくらいの眩しい太陽なんです。どんな暗闇にも揺るぎない指針をもたらすわれらが船長!!今すぐ走れ!己の感情のままに!!

レベッカは実際に父の記憶を失う期間があり、そして真の父親に再会できたと思ったら、また父親の記憶を抹消しなくてはいけないという悲しい知らせを受け取りました。



レベッカを自分の汚い手で抱くことを憚りながらも、「いつでもキミのそばにいる」と誓ったあの日。



最愛のスカーレットが亡くなる瞬間をキュロスとして抱くこともできずに。



ブリキの塊となっても、誓いの通り、レベッカのそばに居続けました。

ありがとう、ルフィ。
今、キュロスは、父として娘のレベッカを抱きしめ、その体温を確かめていることでしょう。

さて、この大感動物語の影の主役といえば、この方でしょう。



どうですか、この背中の開いたドレス!!
ドンキホーテファミリーから離れても、踊り子ヴァイオレット時代のまま、常時男性翻弄コスチュームとは、どういうこと!!

そもそも、リク王の次にヴィオラが王位を継承してもおかしくないんです。おそらく、ドンキホーテファミリーに居たことなどを理由にヴィオラが辞退したのだろうとは思います。

ヴィオラは父を殺さないでと懇願し、ドンキホーテファミリーの一員となりました。そして国を奪還する千載一遇のチャンスを、息を殺しながら待っていたのです。



国や家族への想いを押し殺し、裏切り者の立場で自分を偽って10年間を生きてきたヴィオラ。
一方、スカーレットの性格とは…。


 ↓


まぁ直情的と言っていいと思います。
そんな血をひくレベッカだから、王宮を飛び出すのも仕方ないですよね。
一方、冷静沈着なヴィオラさんは立派な女王になられると思います。

6才の頃からキュロスの美しい心を見抜いていたヴィオラにも、きっと素晴らしい伴侶が現れることと思います。



そんな最高にいい女のヴィオラさんに本気の涙を流させた
最高にいい男のサンジ!

でも、サンジはヴィオラを幸せにすることは出来ないんだぜ!



だってサンジは最高にダメな男だからさ!!



さて、サンジと言えば「サンジの衣装の色を予想しよう企画」をやりました。

私の予想はこんな感じ。



皆さんの予想も送ってくださ〜い!と声をかけたところ
なんと3パターンも送って頂きました!(1人の人から)

それがこちら!!



どうですか!!私の色彩センスも酷いですが、どっこいどっこいですよね!!

何もないところから色を考えるのって難しいですよね。漫画家さんはこれを何人分も考えるなんて凄い!!

そんな大変な企画に参加して下さってありがとうございます!
私は一番右の秋っぽい配色が好きです。ジャケットは赤茶・ベージュ・茶というような色だという予想が確信に変わっていますよ!
それぞれテーマのある配色パターンを送って下さって本当にありがとうございます!



    



2015/8/29

back next

ジャンプ感想目次に戻る