第696話 「利害の一致」

『ウィンターコレクション』


■扉絵

カリブーがガブル隊長と似ているということなんでしょうか。
海軍とは違った、星のマークを掲げた兵隊達。
カリブーのいる島はカイドウが気に入ってた場所なので
扉絵連載と本編とリンクしそうですね。

■服

パンクハザードに向かってるはずのドフラミンゴと
シルエットだけ登場した大物が辿り着くまでのしばしの平穏な時間。

麦わらの一味の冬装束がどこから出てきたのか分かりません。
タンカーの中に備えてあった服かと思いきや
クルーの個性にバッチリ合わせたデザインですし
錦えもんの術で生んだ訳でもありません。
サニー号から取ってきたということでしょうか?近くにサニー号がある?
それならタンカーで逃げる必要も無いし…。

とにかく服の出所が気になって仕方ありません。
今週はとにかく服のことばかりの感想になる予定なのに
どこから降って湧いたのかさっぱり分からない物に対して
感想を書かなくてはなりません。
しかし、尾田っちがクルーの衣装デザインを喜んで描いていると
思えばいつでも前に進めます。
(追記:ツイッターで教えて頂いたのですが、タンカーの隣にサニー号がありました!)

まず最初にルフィがコートを着ているのを見て
まず最初に可愛い!ってなりますよね。まず最初に。
ボンライオンの真意は分からないまでもポンデライオンが頭に浮かんで
ひとしきりモチッとした感触に恋しくなればいいとして。

ウソップだから800だーとかフランキーの髪型が猫耳みたいに
なってるーとか軽くはしゃいでいるとロビンちゃんのコートに
度肝を抜かれました。ちょっと前までミスオールサンデーだった人。
オハラの悪魔だった人。

ロビンが実は可愛い物好きの暗黒丸だってことは薄々分かっていて
ロビンの奥に秘めたる少女趣味を敏感に感じ取ったサンジが
ロビンちゃんと呼ぶところまでは、OK、私、着いて行けてる。
でも、このフードは違う。今までのロビンと違う。
誰セレクト?このコートは誰セレクトなの?本人セレクトなの?
それともクマっぽいデザインに見えて、これ、サタンの角なのかなー。
それともよーく見るとジグソーパズルのピースのでっぱりにも見える。
…とまぁ、そのくらいクマ耳ロビンというのが私の中では凄まじい破壊力でした。
可愛さが突き抜けていて追いつけない感じ。手を伸ばしても届かない雲のような…。
嬉しいような怖いような複雑な気持ち!なんか歯止めが効かない感じ!
大人になってからオタクになった感じ!!!
とにかくロビンさんに幸せになって欲しいです。

そうこうしている内に、ブロックを積み上げてるサンジ登場。
規則的に並んだ「S」のデザインはチンダル現象だよね。(全く違う)
多分、私はカウチンセーターのことを言いたかったらしいけど合ってるのチンだけだったね。
いや、他のメンバーと違ってサンジのコートだけすごいニット感満載なんだよね。
そこを強く主張したかったんです。ざっくりニット感。

そしてやーやーモモの助が可愛い。
全裸で登場したのはモモの助とモモ尻をかけた巧妙な伏線回収だと思うけど
ドロンのちんまりした姿の愛らしさが髷もフラワー。言葉がおいつかないぜ!!
可愛いなぁ。モモの模様の着物も可愛いなぁ。マフラーも、これワノ国っぽい
言い方があるのかなぁ。魔風羅亜とか。暴走族か。

一見、子ゾロと似てるんだけど、子ゾロより柔らかいですよね。
え?何がって?触り心地ですよ。もちろん。ええ、触りましたよ、子ゾロを。
子ゾロはもうちょっと現代っぽくすれてて、筋肉質なんですよ。全体的に。
でもモモの助は子ゾロほどは鍛えられてなくて、とにかく頬の柔らかさが
私の二の腕に近いシルキータッチだね。ポヨポヨ。

その後のモモの助も愛らしい表情の連続なんですが
私の心をクリーンヒットしたのがサンジに持ち上げられて下駄の足が
プラプラしてるところ。この状態で携帯にぶら下げたい。この大きさで。

それで、モモの助くんの可愛さを満喫しながらも
心のどこかで「アレ?あいつってば、みんなでトロッコで逃げてきたのに
そこからミラクルな足取りで森で一人迷ってる?」と少し心配しておりましたら
満を持して、普通に登場のゾロに乾杯。イタリア語でチンチン。

なんでこんなにゾロの登場が遅いのかというと
働いてないから。 THE 働いてないから。
ロビンだって働いてないけど、それでも寒い中、みんなの様子は見ていたけど
ゾロは正真正銘休憩してた。
で、料理が完成したタイミングで登場した。上げ膳据え膳慣れしてるから。
そしてゾロはどんなゾロっぽいコートを着ているのか、全てを見せないチラリズム。
さぁ、来い!
(ゾロのコートがどんなのか来週までやきもきする気持ちと正面から向き合う覚悟)

正義と悪の境界線はどうしたよ!と、言いながら全員分の料理を作る
ナイチンゲールサンジのぐりとぐら劇場に心を温めながら
寒い冬を乗り切りたいと思います。


2013/1/30

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