第611話 “ホーディ・ジョーンズ”

『新シリーズは二匹目のドジョウ』


王様は服を着ないの?

■ナミ合流

仲間がバラバラになってしまっているのを、心配している空気が全くないのは、やはり2年間離散の実績があるからなのかな。未知の世界で一人ずつ合流するも、近所のコンビニで顔を合わすような気軽さで、麦わら海賊団も大物になったもんだとしみじみ。

ナミが値下げ交渉している服がナミの趣味じゃないのが気になるのは、私が「ワンピース読み込み病」だからか?
ナミは、自分が着るつもりじゃなくて、売りさばくつもりなんじゃないかしらと思います。

で、「私のワードローブを全部売っちゃったわよ!」と恩を着せる風にして仲間のピンチを救ってやるのだと思います。

ルフィ達が竜宮城に招待される一方で、マーメイドカフェでは不吉な占い結果が広まっていると思います。療養中のブロンドボーイはどうなるのでしょうか。

また、他のクルーはどこにいるのでしょうか。魚人島の住民とトラブルを起こしているかもしれませんね。心配なニブイあいつがまだ合流できてません。

■わらしべ長者的アップグレード

王様、シーラカンスの人魚だって。

「血」とか「出産」とかの話題は出たけど、種の継承は関係ないのかな。まぁ、ヒトデがセレブになる世界ですし。

王様の登場の仕方が「お前の落としたのは金の斧か?銀の斧か?鉄の斧か?」って
問いそうな雰囲気。誠実に対応すれば幸運をもたらしてくれそう。

それ以外にも、新魚人海賊団から逃げ切った後、ケイミーの下層アパートから
ギョバリーヒルズに移動し、更に竜宮城に招待されるグレードアップが
「わらしべ長者」を見てるような気分です。

人魚姫を舞台にして繰り広げられる童話のハーモニーがとても楽しいです。
建物や人、乗り物がとてもメルヘン!魚タクシーに乗りたいのです。
魚人島の再現テーマパークとか作ってくれるかしら…。
もうちょっと円安になったら…。(※いきなり現実的な話題)

■魚人島おさらい2nd



確か先週も言ったと思いますが、わざわざ空気を取り込んで
人間が住めるようになってるんですよね。
観光産業振興目的なのかもしれませんが、人間を受け入れる場所ではあるはずです。

魚人島の中にも階層があって、立場によって住む場所が別れているそうです。

魚人島を「内地」と呼ぶ新魚人海賊団は陽の当たらない海底をアジトにしています。

■お薬大好き!新☆魚人海賊団!(番組名コールっぽく)

新魚人海賊団の幹部登場!
人間離れしたビジュアルに痺れます。
特に覆面っぽい「ゼオ」がカッコイイ!こんなコスプレしたい!
少年の憧れの的、シュモクザメが人間の顔になるとちょっとマヌケだけど
戦い方で魅了して欲しい。

このマークの意味はまだわかりませんが、今、想像できることは「人間は殺さないで、怯えさせろ」みたいなのかな?

NGマークってドフラミンゴの「時代はスマイル」の時も出てきたけど、まさかのクスリ繋がりとか?!(ドフラミンゴの言うスマイルでクスリを連想したのは私の妄想です。結局、ローとの関係も妄想の域なんですよね?)

あと、妄想ついでに凶薬はお菓子工場で作ったものだったりしてー!とか。人間が普通に食べる甘いお菓子を魚人が食べたら腕力20倍とか。キャラメル1粒で300メートル!というキャッチコピーのグリコを思い出して微笑ましくなりましたとさ。

ホーディ・ジョーンズにアーロン一味のタトゥーがありました。ハッチャンとも旧知の仲といったところでしょうか。ここでこのホオジロザメの魚人が「アーロンさん」とか言ったらちょっと萌えるんだけど。アーロンの鼻がちょっと邪魔かな、とか少し楽しめるんだけど。

つまり、この船長は私情で動いてるって感じるんですよ。魚人の意地が原動力なんだけど、魚人全体のことよりも個人的な私怨が強いというか。

彼も奴隷の経験があったのかもしれませんね。

新魚人海賊団の本拠地、ノアには大きな船のような物が見えます。

これって、フィッシャー・タイガーが解放した奴隷達が逃げた時に使った
船なんじゃないかな、と思いました。

で、この船が自分達にとっての“ノアの方舟(はこぶね)”、つまり
困難から逃避する希望の船であったことから、その船を「ノア」と呼び
自分達の心のより所としているんじゃないかと思いました。
ちょっと切ないね。
(ノアの方舟を画像検索したら、似てますね。)

自分達が人間から受けた苦しみを忘れないために…
という記念碑的になってるように見えます。

そんなネガティブな彼らから見れば、人間と積極的に友好関係を結ぶ
ジンベエの考えは相容れないものだったのでしょう。
旧魚人海賊団の分裂はそういう点にあったと考えられます。

ルフィが本当に魚人島を滅ぼすというのもありうる未来なのかなーとも
思います。

まずは仲間の集結が待たれます。



2011/01/26

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