第558話 “弟”
『台風の目』
白ひげとセンゴクの腹の探り合いに興奮します。
ここで、お互いに何を最優先の目的として戦うかが
勝敗を分ける鍵になりそうな気がします。
白ひげの狙いはエースの奪還ですが
海軍の真の狙いはエースの処刑ではないはず。
エースの処刑はあくまでも口実で白ひげ勢力を弱めることが
目的だとしたら、この戦争の勝利とは何を指すのでしょうか。
エース奪還の目的に対して「勢力を弱める」という目的は
漠然としていると思います。
万が一、白ひげが倒れることがあっても白ひげの名の下に
エース達、部下が今まで通りの航海を続けるのであれば
白ひげの勝ちになるのではないでしょうか。
この戦争、「肉を切らせて骨を断つ」という遠くを見据えた白ひげ軍に
真の敗北はないような気もします。
すげー!ジンベエすげーよ!あー、ジンベエ使いたい!!ジンベエをパーティーに入れたい!
(脳内ワンピRPGプレイ中)
だって海水を自由に扱えるんですってよ!奥さん!
悪魔の実の能力タジタジ!
モリアの弱点も把握して、海軍の情報もガッチリ掴んでる、この魚人、強すぎる!
ジンベエはエースや白ひげのために自分の命を掛けるという覚悟で
やってきましたが、明確に狙う敵がいないところが強いて言う所の弱点。
彼は最前線で攻撃させるのではなく、中盤で臨機応変に対応するのが向いてるようですね!
凄いなー。
「弟だ!」って言われて、エースはもう何も言えないんだもんな。
それだけの存在なんですよね。「弟」って。
問答無用なんですよ。ただ弟というだけで、それが全てなんですよ。重い。
「自分の兄を救いたい」という意思が、原始的であるからこそ強い。
これに勝る動機はないんじゃないかな。
彼らにとってファミリーとは血の繋がりは関係無くて
共に過ごした時間とか、一緒に見た夢とか、同じ方向を向いた時の気持ちとか
そういうので育まれてますよね。
だから、彼らの行動を左右する動機に“父親”は関与しないんですよね。
情で動くルフィと義理で動くジンベエと任務で動くイワンコフ。
果たして使命で動くセンゴクがこの牙城を切り崩せるのか!
ルフィは強運の持ち主で、ラッキーだけで乗り越えた障害もあります。
センゴクの戦略も盗み聞くことができましたが…
なんと、ルフィのラッキーに助けられなくとも!!
マルコが確実に情報を入手していた!迅速に!的確に!
マルコの能力って何だっけ。
不死鳥とか言ってゾオン系かと思いきやロギア系だっけ?
と思わせる体の柔軟性。素材不明。
マルコもエースも強烈な能力を持ってるだけじゃなくて諜報活動もできるとは!
七武海や海軍の大物がギャラリーと化している大舞台の
最後のコマを飾るだけのことはあるわぁ…。
2009/10/02
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