第511話 “鉞(まさかり)かついだ戦桃丸”
『正確には“鉞かついで”という歌詞らしいです』
戦桃丸の見た目がまんま金太郎でした。
この話題を避けて通れないと判断した私は徹底的に金太郎を
掘り下げようと思い、金太郎の歌の歌詞など検索しました。
>鉞かついで金太郎 熊にまたがりお馬の稽古
>はいしどうどう はいどうどう はいしどうどう はいどうどう♪
>足柄山(あしがらやま)の山奥で けだもの集めて相撲の稽古
>はっけよいよい のこった はっけよいよい のこった♪
くまと言えば?!
得体の知れない物を見た時はとりあえず「シュール」と
言っておけばいいと思います。
しかしよく考えて見ると、金太郎と熊の関係が
戦桃丸とパシフィスタの関係と近いのではないかと思いました。
増産されたくま型パシフィスタPX達は戦桃丸の指示で動いているようです。
戦桃丸と天才科学者ベガパンクが非常に近しい関係であることもわかります。
戦桃丸は口が固いそうですが、これはベガパンクの研究内容を
知っているからこその守秘義務なのかもしれません。
また、ルフィへの打撃が効いているなどから、何か特殊な力を持っていそうです。
しかも能力者ではないのですから、ベガパンクやパシフィスタと何か
関係があるとも考えられます。
ところで、海軍大将には黄猿、青キジ、赤イヌという呼び名がありますが
猿・犬・雉と言えば桃太郎の家来です。
ひょっとしてベガパンクこそが桃太郎なのではないか、と思い立ち
勢いでこんなイラストを描いてみました。後悔はしていない。
戦桃丸が黄猿をオジキと呼んでいることから
戦桃丸の父親がベガパンクで、ベガパンクの弟が黄猿・・・などと
夢想したりしました。頭の中はフリーダム、ということで勘弁して下さい。
そういえば、金太郎の名前は坂田金時なんですってね。
銀魂的には金太郎ってどういう位置づけなんでしょうか。
くまの肉球が見られる写真があります。
独動物園でマレーグマの赤ちゃんお披露目
ピカピカの能力だそうです。
ここに黄猿が来たということは、ホーキンスやドレークはどうなったんでしょう。
海軍に連れて行かれちゃったのかな?
PXは何号まであるのでしょう。
ロギア系なので物理攻撃はかわせるのかと思ったら
レイリーが黄猿の体を蹴りました!
レイリーさん、凄すぎ!これは、誰にでも真似できることなんでしょうか?
フォクシー海賊団の親びんが出した「のろのろビーム」は
鏡で反射させることができましたが、黄猿の攻撃はどうなんでしょうか?
鏡が割れそうな気もします。
レイリーさんのコーティング技術は関係あるのかな?
コーティング技術は水を弾く加工だけど・・・・。
屈折率を変えるとか・・・。どうかな?光の進路を変えられたらそれなりに有効な気がする。
レイリーさん、サニー号のコーティングはどうなってますか?
男のプライドとしてどうなんだろう、という疑問と
それを更なる大きさで包み込んでしまう大地のような慈愛と
気がつけばそこら中に育っている萌えとの間に揺れつつ
とりあえず自分が変態で良かったと思える、ゾロの傷つく姿。
可憐でさえある。わしが認めた。
くまPX-4を何とか倒した後、全員が消耗しきっていましたが
唯一サンジが立ち上がり今後の策を考えています。
ひょっとして、余力を残して攻撃していたのかな、とも思えます。
移動すらできないというルフィと、とっくに限界を超えているゾロを
想定したサンジの行動なんじゃないかと私は考えます。
(そう考えて見ると、ロビンも立ったままですね。
ウソップは常に温存しているのだろうと思います。)
もうこれ以上は戦えない、という状況で新たなくま型パシフィスタと
戦桃丸が登場し、ルフィ海賊団は散り散りに逃げることしかできなくなりました。
そして三手に分かれるのですが!
パワー配分としてルフィ・ゾロ・サンジが分かれるのだなぁと思うと
なぜかここで一盛り上がりありました。
この三人が戦闘のリーダーであることに麦わら海賊団の核を感じました。
破壊力や裏をかく作戦などはフランキーやロビンも頼りになる戦闘要員ですが
チームを引っ張る吸引力というんでしょうか、状況を洞察する力とか
あとは仲間への“情”とか、そういうのを総合的に見て
この三人がリーダーになることに、深く共感しました。
心なしかルフィ・ロビン・チョッパーチームがやや有利なように思ったのは
私だけでしょうか。
三手に分かれる時にサンジがゾロに「お前大丈夫か?」と聞いているのが
サンジの優しさだと思ってました。
ゾロの体を案じているのだと思ってました。
しかし、よそ様の感想を読んでいると、このサンジはゾロの迷子を
心配しているようだと書いてありまして、私もやっぱりそっちの方に感じました。
正解は分からないのですが、サンジとしては軽い嫌みとして言ってるように
見えますし、ゾロがサンジに対して「悪い…サンジ…やっぱ私…ちょっとやばいみたい」とか
絶対に言わないので、これはこれでいつも通りの軽口のやりとりなんだと思います。
嫌みを言いつつも、お互いにエールを送ってるような
ライバルに対して「俺と戦うまで死ぬんじゃねぇよ」的な非常に
美味なシャンパンで乾杯。極上の食前酒の後、メインディッシュを召し上がれ的な
めくるめく世界への導入。余計な語句が多い。
しかし、ここでナント!
ゾロはウソップには「おれはもう相当…」と弱音を吐きつつあります。
ウソップに対しては素直に自然に接するゾロを見て
先ほどのシャンパンとは違う味わいを堪能できるのですよ。
それはかっぱえびせんのようにやめられないとまらない・・・。
ひょっとしたらゾロは本気で弱音を吐いてるんじゃなくて
ウソップにきっちり戦って欲しいからこう言ってるだけなのかもしれません。
ここでブルックがゾロに差し伸べる手が何とも頼もしい。
ゾロの負傷の重さを知ってる仲間がいるということは非常に心強いし
戦い方も変わってくると思います。
少なくともクルーに対して意地を張るというような無駄な労力は
使わなくても良くなります。
このドサクサの状況でそんなフォローをスッと差し出すブルックは流石です。
ラブーンとの約束のために何十年もの孤独と戦った男は
身のこなしに贅肉がありません。(骨だから)
そんな心強い仲間と進んで行ったゾロですが黄猿にやられてしまいました。
一番負傷してるゾロを狙うなんて、黄猿ってば腐れ外道め!と思ったんですが
ゾロが他の二人を庇ったんじゃないのかな?と思うと胸が熱くなります。
仰向けでドサッと倒れたゾロはその後、体の向きを変えています。
うっかり敵に背を向けるような形に見えますが
これは体を起こそうとしている姿勢ですよね。
この不屈の精神!そして悲痛の表情!
手負いゾロの色香に酔いしれつつ、しばらく、本当にゆっくりと
体を休めて欲しいと思います。
ドラゴンボールZ×チョッパーマン コラボ根付け特集
2008/08/27
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