<若竹>USJ ワンピース プレミアサマー2013 感想

(3)サンジの海賊レストラン




皆さん、落ち着いて!(海賊掃討作戦のコビーっぽく)

既に完成形だと思えるサンジの海賊レストランが毎年パワーアップして、また一歩、二次元へと近づくことが出来ました。海賊レストランの魅力を語り出したら止まらない予感がしますが、一つずつ振り返って感想を書いていきたいと思います。
キャストの写真が全然なくてすいません。

まずはメニューです。



物議を醸し続けたワカメブリュレだけでなくパンにまで海苔を挟み込むという海藻リスペクト。これは魚人島うんぬんというよりも髪への栄養を気遣ったメニューだと思うことにしました。「レディ達の髪がもっと美しくなりますように」というサンジからのメッセージですよね。


なんかカボチャっぽい味がしたなぁという記憶なのですが、今、この感想を書いてる段階で初めて「空島=カボチャ」という関係を思い出したという恐竜並みの鈍さですいません。


「俺のパン」と、サンジ自身がぐるぐる眉毛をプッシュしてきた自虐的パン。


サービスの方が「えーと…ルフィ…船長の……大好物の…えーと肉料理です」としどろもどろに紹介して下さったのも懐かしいです。このレストランはスタッフよりも客の方が料理に詳しかったりするのですよ…。
この骨付き肉は外側が挽肉で中にゆで卵と鶏肉が入っていて、ライスとポテトが付いてるボリュームでした。


こちらは食の細い方も安心の魚料理です。ハート型のマカロニの中にさりげなく緑色のマカロニが混じっているのがポイントです。


サンジファンが毎年複数回飲むと言われる「あこがれのオールブルー」。中に入ってる海王類をイメージしたグミは今年も堅かったそうです。ブルックのチョコレートミルクはデザートとして頂くのに丁度良かったです。

ホットな話題を提供したワカメブリュレの動画は撮影したのですが、写真は1枚も撮っていませんでした。


スペシャルドリンクに付いているコースター。友人がもらったゾロのコースターを撮らせてもらいました。


私が1枚だけもらったコースターはサンジでした!

最終日にはコースターは品切れになっていて、スペシャルドリンクの値段が700円になっていました。


お土産用で、海賊レストランにしか売っていないサンジのアイシングクッキーです。ガッツリ売れ残っていました。売れ残った理由は写真を見れば明らかですね。こういうのも作画崩壊というのでしょうか。

しかし、こういうチャレンジ精神は大事です。結果的に大量の不良在庫を抱えてしまったとしても、この失敗を是非来年に生かして欲しいです。サンジの海賊レストランの進化の過程はダーウィンもビックリです。

去年、夕方にブルックのみの出演の回を設けてそれなりに寂しいメロディーが流れていたようですが、そのほろ苦い経験を生かした今年の夕方回の成功はご存知の通りです。

今年の進化といえば記念写真の販売方法も変わっていました。

ある程度時間をおいてから所定の場所まで写真を取りに行かないといけない去年までのシステムでは、写真を買おうという気持ちがあっても面倒だったり時間が無かったりで買わずに終わることもあったのですが、今年は違いました。

出口で現物を見せられるのです!出口で買えるのです!

どうですか!皆さん!

気をつけて!(掃討作戦のコビーっぽく)

記念撮影の度にキャストが変わったり、同じキャストでも位置やポーズが変わったりして毎回欲しくなったりしませんか?!(同行した友人が変わったからという理由は希薄)
私はレストランに4回参加して、4枚買いましたが、とんでもない出費になった方もいらっしゃると思います。夏の恋はお疲れサマーです。
(写真1枚1800円なり)

今年はMCも変わりました。



今年、MCがマシンガントークではなくなったことに最初こそ物足りなさも感じたりしましたが、静かなレストランで幸福感をぐっと噛み締めることができました。

去年はマシンガントークのMCが客席を縦横無尽に動き回り、ナミさんも回ったりで撮影がおいつかなくて、本当に食べる時間がありませんでした。本当に食べる時間がありませんでした。(大事なことなので)

今年のMCは、楽しさもワンピースの世界も尊重する丁度良い密度でした。

あっと言う間に終わってしまうようなジェットコースターのような濃さはなくなりましたが、温かい交流と優雅な食事が楽しめる絶妙のバランスだったと思います。本当にごちそうさまです。

レストランのショーについて!

姉さん、事件です。今年のレストランにはゾロが出るんです。



私はゾロが大好きなので(改めて言ってみた)、レストランにゾロが出るという時点でもう私のレストラン体験はヘブン状態必至なのです。ゾロが自分のテーブルにやって来るなんて、今、こうして文字にしただけでも身体に影響が出ます。

でもそれだけじゃないんです。今年のショーはキャストが増えたとかナミちゃんが完全なビキニになったとか、そういう簡単な事ではないんです!!

私が感じた今年のキャストの所作の二大進化とは。

★キャストの動画慣れ
★キャストからのスキンシップ

これだよ!(近藤真彦の「ケジメなさい」っぽく)

まぁ、皆さん、落ち着いて!(コビーっぽく)

では、動画慣れから語っていきます。

何度か経験した人なら分かることですが、レストランでショーのキャストを写真に納めるのはかぐや姫を地上に留まらせるごとき難題です。自分が実体験した一瞬を切り取るという意味はあってもキャストの良い顔や動きを残したいと思えば動画で撮るのが必然です。
何度も写真を失敗したから言えるんです。

ですから今年のキャストはショーの動き、ゲストとの触れ合い、そして動画を意識したカメラ目線も実現していました。凄い!なめらかな動きの中で写真にも対応できるよう軽く静止もしてくれるんです。
これだよ!(再びマッチっぽく)

私は今年初めてレストランで動画を撮影したのですが、キャストがこんなにカメラをちゃんと考えて動いてくれてるんだなーと感心しました。カメラ目線もくれながら、撮影してる私にもハイタッチしてくれる…るるる…ごめんね、泣いちゃって。



今年は本当にキャストとのスキンシップを楽しんだゲストが多かったと思います。(私含む)

去年まではサンジがテーブルに挨拶に回ってくる時に握手するのも冒険でした。キャストとゲストは舞台と客席という関係で、精神的に距離があったと思います。それが去年、あんまりゲストがスキンシップを求めるものだから、今年はキャストの方からどんどん触れあってくれるという嬉しい展開になりました。そこに需要があるから!

キャストがワンピースのキャラクターや世界を“演じている”段階から、ワンピースのキャラクターとして“客をもてなす”という段階にクラスアップしてました。実感しました。

特にサンジは「おれの店に来てくれて本当にありがとう!」という熱い気持ちが伝わる歓待っぷりで、「遠くからはるばる来たよー!」というゲストを両手を広げて受け入れてくれる感じでした!そんな熱くて優しいサンジに堕ちたゲストが多数、なんらかの症状を患ってました。



ショーの時も記念撮影の時も、同じ一味のように肩を組んだり、抱き合ったりできて麻薬でした。ぶっちゃけホストに注ぎ込む感覚に似ているというか、記念写真の代金をおひねりと呼んだりもしてましたが、家族的な温かさも大切にした空間で、「ビンクスの酒」の時の子供達と行進する場面ではワンピースが少年漫画なのだという現実を教えてくれます。

私たちは勝手に楽しみますので、親子で楽しめる演出をこれからもよろしくお願いします。

そして、今年のレストランの最大の変化と言ってもいいでしょう。

キャストが外を歩く!!!


キャストの写真が1枚もなくて本当にすいません。

チケットを二次販売や当日販売で買った人は窓側の席になるそうです。窓側の席へのサービスだろうと思われたゾロの迷子演出なのですが、これ、外からも見えるんです!レストランに入れなかった人もショーの一部が見えるんです!!まさにコペルニクス的転回!地球は回ってた!!

これは大きな未来(ゆめ)を予感させました。

溢れる思いを敢えて短い文で表現するなら…

そこに、レストランが、ある。



サンジの海賊レストランを外から眺めるという新しい楽しみが生まれました。いつしか「レストラン巡回」というマニア向けのアトラクションが出来ていました。
ゾロがただデッキを歩くのを見るために、対岸で待つのも楽しかったのですが、もし、今後、外でもそれなりに見せ場が出来たりしたら、ブルックの音楽ショーなみの人をあの場に集められるかも知れません!!
想像しただけで!私の脇汗がとどまることを知らない!!

キャストとの距離が近いレストランを経験した後、プレミアショーを見るとキャストの遠さに寂しくなったりして…またレストランに行くたくなった人、私だけではないはずです。

熱くて優しくて温かくて楽しいレストランを本当にありがとうございます!

来年のチケット争奪戦が今から怖いです。


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ONE PIECE FILM Z サウンドトラック14曲目「酒場で情報収集」が
今年のサンジの海賊レストランのBGMに使われています。試聴してみて下さい。