第800話 “子分盃”



私はこの800話を読んで長い論文を書かねばならないと強く思いました。
それは「わりといい酒だ」についてです。
「わりと いい 酒だ」についてです。

論文のタイトルは「徹底検証!ゾロの味覚!夜弥が語る歴史!」です。

ゾロの食事シーンの始まりは泥まみれのおにぎりを食べて「うまかった、ごちそうさまでした」という、味よりも心意気という印象のものでしたが、バラティエでは「ここの料理はうめぇよ」と言って「はぬ?」となりましたよね。
「こいつ、味がわかるぞ?」となりましたよね。

そして800話での「わりといい酒だ」に至るまでのゾロの食事関係のシーンをまとめたいな、って強く思いました。
ちなみに、他に強く思ってることは「ゾロはシャツのボタンを締めない」ということです。これもまとめたいと思っているのですが、ドレスローザでゾロがスーツを着たので、この法則は成立しなくなったのかなーとも思っています。
でも、このスーツは錦えもんの術によって作られた物で、猫の着ぐるみ同様ゾロの本編衣装としてはカウントしなくてもいいのかな、とも思います。

ゾロ、食事の歴史!
ゾロ、衣装の歴史!
ゾロ、裸の歴史!

…など、時間のある時にまとめられたらいいなぁと思っています。

あと、ゾロがローとすっかり打ち解けて(一方的に)、肩を組んでいるのを見て「ヒョッ!」って声が出ましたね。ゾロの風格って38才くらいにも見えるけど、実はまだ21才でローの方が年齢も身長も高いのに、ゾロにがしっとされて焦ってますよ。
もしかしてお酒に弱いんですか?
お酒に弱いんですか?外科医なのに?アルコールとか扱うのに?
まぁ、とにかく神谷浩史ってことですよ。



第801話 “開幕宣言”



今週は手配書わっしょいで大変なのでルッチっぽい人とかスパなんとかっぽい人とかゾロの「刀」サインとかはスルーです。

ゴーイングルフィセンパイ号が素晴らしいです。船主やメリー号っぽい所も予想をはるかに超える造形ですが、チョッパーの角までついているとは!本当にルフィ先輩と麦わらの一味が大好きなんですね。しかも、かなり昔から!!しかもクルー全員が!!なんて船だ!

このバルト“クラブ”っていうのはファンクラブという意味なんですかね。



バルトロメオ海賊団という名前でも良さそうなのに「海賊『バルトクラブ』」というネーミングに少しひっかかっていたのですが、ファンクラブってことでいいんですかね。
他には「ハートの海賊団」が、「ロー海賊団」や「ハート海賊団」でない所が気になってましたが“ハート”の意味がドレスローザ編で明らかになりましたね。

さて、ジャック船長というのが出てきましたねー。



ジャック船長は鉄仮面のような物を被っています。


(692話)

シーザーのシノクニ公開実験を見ていた人が、このジャックの一味のようです。シルエットから推測すると、この一味はもれなく何かを被っているようですね!
船をよく見ると船主は象。帆には象の牙のような物が…。


(795話)

私の老眼で見る限りでは、このシープスヘッド様のベルトの模様と似てるんですよねー。角の雰囲気とかジャックの一味と似てますけど、どうなんでしょ?

では、いよいよ手配書を見ていきましょうか。

まずは、復習がてら全員が賞金首となった時の手配書から。


フランキー 4400万B(435話)
ブルック 3300万B(489話)

2年後、シャボンディ諸島にみんなで集まった時にはルフィの懸賞金額は4億になっていましたが、手配書の写真はこれまでずっと同じでした。

麦わらの一味の風貌もそれぞれ変わったということで、手配書作成チームのカメラマンは頑張りました!



まず、ルフィですが、微妙に顔の角度が変わっていますね!
でも最初の写真と同じくカメラマンに笑顔で手を振っているという構図。
かなりの望遠レンズで撮っているだろうに!恐ろしい!

ゾロもバッチリ良い写真が撮れてますし、金額も妥当だと思いますね!



ゾロの写真はピーカと戦っている時ので間違いないですね!フランキーはパンクハザードの最後の頃の写真でしょうか???フランキーはフランキー将軍になった時の方が脅威ということなんでしょうかねぇ???

船長以外については、手配書を作っている人の趣味なども混ざっているような気もします。きっとワンピースの世界でも「手配書作ってる公式の中の人ってこっち側の人だよね。」とかざわついてるような気がします。

さて、手配書の後半です。



まず、サンジの手配書が似顔絵から写真に変わったこと!



写真は魚人島の時の物ですね。いつどこでパパラッチされてるか分かりませんね!!

サンジはドレスローザ編を早々に脱出したにも関わらず、懸賞金額が1億ベリー上がっています。しかも「生・け・捕・り!!」
いや、ちょっと待って。生け捕りについてはちょっと待って。色々と忙しいからちょっと待って。
生け捕りという響きがけしからん。

懸賞金額についてなら落ち着いて考えられそうです。

例としてルフィの懸賞金額が上がった経緯を見ていきましょう。
まず、ルフィがアーロンパークを潰した時に、管轄の海軍支部の大佐ネズミから通報があって、3000万Bの賞金首となりました。
次にルフィは七武海であるクロコダイルを倒し、懸賞金額は1億Bとなりました。
(世間的にはルフィが倒したことは伏せられています)
次にマリンフォードの頂上決戦を経て、2年経った後には4億Bとなっていました。インペルダウンに潜入し、囚人どもと連れ立って海軍本部で暴れまくったのですから、当然の増額ですね。

そして今回ルフィはドフラミンゴを倒し、5億Bの賞金首となりました。

これまで、懸賞金額が上がったタイミングというのは、七武海を倒したり、世界政府や海軍の施設に乗り込んだり…など、世界政府・海軍の勢力に直接攻撃をしかけた時です。

そう考えると、サンジが本来なら5000万Bアップであるところが1億Bアップになっているのは世界政府・海軍の勢力に対抗したことが考えられます。



ビッグ・マムは世界政府の認める三大勢力の内の1つ、四皇であるので、サンジがビッグ・マムに反撃していれば、懸賞金額が上がる理由として妥当でしょう。



しかしビッグ・マムとは戦っていません。
まともに戦えば勝算はかなり低いですが、シーザーのガスガスの能力は逃げることに関しては非常に有利に使えそうですね。



そしてサンジがシーザーの心臓を持っていることもビッグ・マムとの駆け引きで有利に働きそうです。

とはいえ、ビッグ・マムにダメージを与えた訳でもなく、懸賞金額の奇妙な上がり方やましてや生け捕りに限る、という理由とは関係が薄そうですね。

もしかして麦わらの一味がバラバラに過ごした2年間で会得した技術が利用されようとしているのか?

或は、ひょっとして、サンジの“血”と関係あるとか?!

サンジの血液型はS(RH−)型という大変珍しそうな物。
そして魚人島での、この輸血が物語の大きな鍵になっている?かも!



・・・生け捕りの謎は深まるばかり・・・。

しかし、この謎はいつ明かされるのでしょうか。

88巻くらいでしょうか。






2015/9/30

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