第646話 “カエル”
『ゾロ!後ろ!後ろ−!!』
フランキーの2年間の成長というか変態ぶりが凄まじく 全貌を掴めないままにクライマックスを迎えた訳ですが この「イカ以下!」というセリフにフランキーのクールが詰まってると 思います。この場合のクールという言葉の使い方はやや間違っていると 思いますが、私がクールと思ったので、この場はクールでよろしくお願いします。 何が凄いって、どう見ても「負けフラグ」なセリフ! ここまで完璧な負けフラグを更にへし折るほどに 相手のヤリは脆かった・・・・。 だって「海山(かいざん)をも貫く槍」とイカ以下が言ってますが ヘルメットにすっぽり納ってたんですよ? ヘルメットは貫かないの?それ、やらかいんじゃないの? とまぁ、茶番としか言いようのないやりとりだった訳ですが フランキーのビームを、精神年齢がコロコロ読者なクルーが 心酔してめでたしめでたし。
チョッパーの技は 刻蹄桜(ロゼオ) 刻蹄菱形(ダイヤモンド)とありましたが 今回は椰子(パルメ)です。 文字通り蹄で刻印する形が技の名前になっていて 今回のは手の指が下に向いていて椰子の葉が 垂れ下がってるように見えるということですかね。 ランブルボール3個を服用するエピソードがどのように 決着するのか不安だったのですが、暴走せずにコントロール できるようになるとは!!!! 頼もしい!!そしてアニメの時の声も楽しみ!! 暴走時はブモーーーーォって声でピカチュウとは 似ても似つかない声だったと思うのですがあの 嵐のような音で「嬉しくねーぞ!コノヤロー!」って言うのでしょうか。 そういえばアニメでワダツミが登場したのですが あの声でこれからは読んでいかないといけないのかな。 私のイメージはドテチンだったのですが。 いや、ドテチンの声を正確に思い出せませんが。
ゾロがヒョウゾウに「カエル野郎」と言い放ち 背中を向けた時は不安で仕方ありませんでした。 まずチキン野郎は聞いた事がありますが ゾロはそれを言い間違っているのでは?という不安。 そして敵に背を向けた不安です。 ヒョウゾウは刀をダメにされても毒を持っていますし 背後から襲いかかるヒョウゾウの刀は全て復活しています! ちなみにカエル野郎をググってみたら イギリス人がフランス人をバカにして言ったとか言わないとか。 でもカエルもネズミも空島シチューに入れようとしたよね! 話が飛びがちですが、ドンマイ! 不安がよぎりつつもゾロには勝算があるのだろうという 安心感もありました。 まず、ヒョウゾウが襲いかかろうとしている時のゾロの肉体。 黒光りしてますよね。国宝級の鈍い光彩を放っています。 この黒さ・・・・武装色の覇気?! 「武装色の覇気」でググったら検索候補にゾロが出るくらい 世間的にはゾロも覇気を使えるんじゃないの?という時代です。 でもルフィの武装色の覇気があんまり格好良くないので (センゴクが大仏に変身した時のような…) このまま真っ黒になってしまうのも手放しで喜べないなーと 思いながらサンジのふぐ料理に舌鼓を打っておりましたとさ。 −つづく−
−つづき− でました!ハイパー鬼斬り!! 奥義ではなく、スタンダードな技でありながら 2年間、ミホークから直々に鍛錬を受けた結果の鬼斬り。 もうあの頃の鬼斬りには戻れない(はず) とりあえずゾロの新技が出たら毎回意味を調べます。 そしてすぐに忘れます。 今回はなんとなく羊羹のイメージを持ちながら調べたところ 別に寒天の量が多いとかではなく カトリックの用語で天国と地獄の間の世界という意味で浄罪界、苦行というような類義語があります。 調べた結果、寒天の量が多くて固め羊羹という意味の方が 私としては理解しやすかったのですが これまで、どちらかといえば仏教用語が技名に使われていたのに対し とうとう西洋の宗教にまでイメージが広がったというのはまさにエロスです。 ミホークの影響かと考えたら、まさにエロスです。 ミホークの胸に提げていた十字架を考えると 今後のゾロの技名にクリスマスがやってくるかも!? 今週の最後を締めくくる「カエルかと思ったよ 井の中のよ…!」という倒置法。 「井の中の」を言いたいがためにカエルよばわりする演出。予め練っていた台本。 そんな饒舌なゾロが、過去にもあったので振り返ってみようと思います。 まずはMr.1との対決。 「礼を言う」(俺はまだまだ強くなれる) そして空島編でのブラハムとの対決。 「こちらこそ悪かった てっきりザコかと」(血ペロ) 「礼を言う」「悪かった」などと言いながら相手をメタメタにするゾロを若竹は応援します。 |