第613話 “硬殻塔の人魚姫”

『硬殻機動隊』


■扉絵(1)

面白そうな扉絵シリーズが始まるようですね!
この2年間、世界中で大きな変化が起きているでしょうから
色んな場所での“2年後”が気になります。
ガレーラカンパニーの秘書は決まったのかしら。

注目度の低い右下の写真の内容を勘ぐるという無益考察。

私なりに目を凝らすと“偽ルフィ”の体格に見えます。『お粗末な偽者ルフィの呆れた顛末』みたいな記事が隙間を埋めてるのかと想像しました。

右のページには「ワポメタル」の文字。ワポルは玩具会社で成功していましたが、今は鉄鋼業(?)にも手を伸ばしているのでしょうか。最近話題の「レアメタル」などの言葉が思い浮かんだりしました。

ワンピースの世界にも産業革命のような物が起こっているのかしら?などと思いながら今週の副題を見ると「硬殻塔」とあります。カニやエビなどの甲殻類から更に硬度の高い物質でできているような硬殻塔。

しらほし姫の部屋の扉は重い金属でできているように見えますが、これも海底の産物だったりして?

地上でワポメタルのニュースが新聞に載る一方で、ルフィ達が海底由来の「硬殻」に遭遇した事に、何かしらのドラマを覚えます。

硬殻塔の外観はこんな感じ。



■扉絵(2)

「麦わらの一味完全復活」の記事で気になるのはサンジとウソップの写真だと思います。
私が思うに、彼らのデータにはバーソロミューくまが関係しているのではないか、と。

スリラーバークで、くまがサンジをギリギリ認識しました。手配書のだらべっちゃしか情報がないはずなのに、くまがサンジをサンジと認識しました。もしかしてあてずっぽうで言ったのかもしれませんが。

評価をやや“盛り”気味に自己紹介を始める黒足君。

ここで、くまの得た情報が全て海軍に通じているならサンジのデータも更新されたと考えられます。

で、ウソップなんですが。

「PX-1」がロロノアをロックオンしてます。

その時、一緒にいたウソップが「仲間」としてPX-1にインプットされたのかなぁと思うと泣けませんか?
ここ、泣けるエピソードとして発展させられませんか?

「PX-1」と「くま」本体では持ってる情報や海軍への忠誠度が異なりますが、少なくとも「くま」は麦わらの一味の全員を正確に把握し、遠くへ飛ばしました。

これらの情報を集約して海軍も麦わらの一味を把握したのかなぁ…?なんて考えてみました。麦わら海賊団と言わずに麦わらの“一味”と呼ぶことに意味があるのかな?と少し気になります。まとまって行動してなかったからかな?

新聞の写真で、サンジの顔が隠れているのと、チョッパーがやっぱり綿菓子につられている所が相変わらずで泣けてきます。

■ゾロ登場!







ふざけて描いたら、意外と格好良かった。
敢えてゾロを描かない私に対する焦らしプレイ。

多分、ゾロ、いつでも出動できる場所で覗いてた。
で、いつも通りに一番おいしい場面で出てきたんだと思う。
私、知ってます。彼が「おいしい所をかっさらい魔」だということを。
リュウグウ王国で一番偉い人とぶつかっちゃった!えへ!
でも、彼の嬉しそうな顔を見るとやっぱり1人で心細かったんだろうなーと思います。
だから、彼にとって仲間の声はいつだって祭囃子なんだよ!

■デッケンの十年愛

魚人が悪魔の実を食べるとどうなるのか?…こうなります。トリックオアトリート気分で痛いことを言ってます。この中2っぽいノリ。群馬を「GUNMA」と書いたらカッコイイとはしゃぐニートのようです。
ただ、こういう常人では考えられない野望を持っているタイプはタチが悪いです。フェアリーヴァースを夢見たエネルのような。

ドーピングでパワーアップするホーディ・ジョーンズも不可解ですが、この2人のタッグ、全く信用できません。(−)と(−)をかけて(+)になるような予感。

魚人島の滅亡の危機に、彼らがプラスに働くんじゃないかと思ってしまうくらい、彼らの協力に“結束力”が感じられません。

ホーディ・ジョーンズが麦わら帽子を被ってるのかと先週まで思ってましたが
銭形警部に近い帽子でした。そして人間ではなく魚人。
やっぱりシャーリーが見た未来はルフィのシルエットだったのかしら???



2011/02/08

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