第607話 “海底1万m”

『魚人注意報』


■死んだ方がましだ。

マリンフォードでルフィがイワさんに更なるテンションホルモンを望んだ時
「後で死にたくなる」と言いました。
ゾロは「死んだ方がましだ。」と言って、ミホークの刀を真正面から受けました。
時に人は命よりも大事な何かに突き動かされるようです。

おおサンジ、おおサンジ。

サンジの夢ってオールブルーだったような気がするんですけど
オールブルーの夢よりも大事なのが麦わら海賊団の仲間の命だということが
スリラーバークで分かったのですが。

おおサンジ、お前は最低で、最高だ。

海底火山が噴火した時、ナミはフランキーの腕にしがみつき
ロビンはハナハナの能力で、自分の身を船に固定していましたが
おおサンジ。レディほったらかしナイト。
頑張れ、リハビリ。

■ニットサンジ

フライングダッチマンな人達。先週はおどろおどろしい雰囲気を醸し出していたのに、今週は雑魚に豹変。

ヤマカムさんの606話の感想で「フライングダッチマンになりすました偽物では?」的考察がありました。なるほど、何やら胡散臭い人達という感じがします。

船長は布をかぶって姿を隠していますが、ちらりと見えた横顔は・・・・。

偽ルフィに似てる!と思いましたが、こうして並べてみると取りあえず別人ということは分かる。しかし依然として高まる偽物説!

とりあえず、謎だらけだったワダツミの背びれを確認。ウルトラマンの背中のチャックよろしく正体を明らかにする証拠と言えると思います。ワダツミは魚人なんですね。

そうなると、フライングダッチマン号クルーも魚人である可能性が出てきたと思います。ぼやかしたシルエットは魚人の姿を隠すためとか?

…にしても、魚人島の住民というよりは深海での海賊狩りを生業としているようで、魚人島から見ればアウトローなんでしょうか。

もっとも、まだゴーストの可能性も消えてませんが。


■魚人島の新時代?

新魚人海賊団出たーーーー!!「新」って!
そのネーミングセンスは手抜きなのか?或いはテキトーなのか?

ハモハモのセリフ「フィッシャータイガーのように」というセリフの読解に、私も苦心しました。「フィッシャータイガーのように扱いに困る」のだと最初は読んだのですが、おそらく「天竜人をぶちのめした。フィッシャータイガーのように。」という風にかかるんだと思います。それでしっくり来ます。ページをまたいだ副詞句装飾は不親切だと思うので、ハットリジャンパティスト(ワンピースの担当)は頑張っていただきたい。

天竜人が魚人から相当嫌われている事だけは確実です。

フィッシャータイガーによる奴隷解放

タイヨウの海賊団結成

ジンベエ七武海入り。アーロンは東の海へ。

…という時系列で、ジンベエ七武海入りの時点で事実上タイヨウの海賊団は解散し、小さい規模の『一味』という単位で活動していたようですね。そして再び魚人海賊団が結成されたようですが、何年くらいの歴史のある海賊団なんでしょう?

アーロンの刺青とタイヨウ風の2つの刺青が入っています。

タイヨウの海賊団の刺青と違って奴隷のマークを消す目的ではないようです。何かを禁止しているように見えますが、「シートベルトを締めないとむちうちになるよ」という交通安全マークのようにも見えます。
意味はまだわかりませんが、新魚人海賊団のマークと考えて良さそうです。

仲間の証として刺青を入れるというのは、何となく拘束されているような窮屈さを感じます。そんな物がなくても結束できるのが仲間だと思うのですが、考えすぎかな?

この新魚人海賊団は頂上決戦の後に作られたものなのか?船長は誰なのか?彼らは魚人島付近の自衛パトロールをしてるようにも見えますが、ルフィ達にとっては“敵”という立場になったようです。種族のくくりで敵と味方を区別するのは困難で、過去の傷は無くならないけれど、一つ一つに区切りをつけて明るく魚人島の冒険を楽しんで欲しいです。

そして、ハモハモの後ろにひかえてる呑兵衛(のんべえ)

彼が手に携えているのは・・・・?!

これは・・・・ひょっとして・・・・・



「ゾロ!ダメよ!」と静止するロビンが母親のようだった。
話がまるで覚えられないゾロが小学生のようで可愛かった。



2010/12/15

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