第551話 “四皇『白ひげ』”

『ハートのエースが出てこない(昭和の歌謡曲)』


■信頼できる敵

「仲間」と書いてルビは「ライバル」と、今週のバクマン。のネタにありました。

ロジャーは死刑前に、なんと敵である海軍のガープに自分の子供を託しました。
自分と関わった者は全て処刑の対象となると知っていながら。

それほどの信頼関係が敵との間に築かれていたことに驚きました。
そういえば白ひげは見習い時代のシャンクスを覚えていましたし
海賊間同志で勧誘や引き抜きもあり得たと想像できます。
海でぶつかり合う者同士、どこかしら意気投合する部分があるのでしょうね。

ルフィもスモーカーやコビメッポなどは敵対する立場ですが
自分や家族の命を託しても良いと思える信頼関係が築けそうな気がします。

■「D」の名を持つ海兵

処刑直前のロジャーと向き合うガープ。

奇しくも処刑直前のエースと向き合ったガープの姿がだぶります。
自分の子を案じる父親と、父親を怨む息子の両方の極限の状況に
ガープは居合わせたということですね。

海兵という立場で考えると、ガープの行動は模範的とは言えません。
囚人とのこのような面会は、当時の上司も眉をひそめたことでしょう。
しかも、海賊王の子供の命を助けるなどという行為は反逆に値するはずです。

海賊王の子供を助け、後見人のような立場になり
自分の息子は革命家で孫は目下注目株のルーキー海賊団の船長って
自由奔放過ぎやしませんか!!!

この人の海兵としての使命とは何ぞや?と疑問すら湧きますが
ちゃんとコビメッポなどを育てている点から見てやはり
立派な海兵を育てる事を生き甲斐にしているんだと思います。

同じく「D」の名を持つ海兵にハグワール・D・サウロがいます。
海軍の命令に背き、自分が正しいと思う行動を取り…
自分の同僚に倒されました。

サウロの取った行動は結果的にみれば海軍の中から起こした行動と言えます。
(実際は海兵をやめてからの反乱でしたが)
ガープの行動も共通していて、自分が海兵でありながら
世の秩序を乱す行動を独自の判断でしています。
もしかしたら、ドラゴンよりも達の悪い事をやってるかもしれません。天然で。

さて、そんなガープですが、ロジャーと向き合っている時の階級は何なのでしょう?
ふと思ったのですが、ロジャーはガープに自首したんじゃないかな?
ガープが英雄と言われる由縁は、ロジャーを捕獲したからとか?
海賊王を捕まえた海兵となると、確かに特別待遇にもなりますよね。
ちょっとそんな気がしました。

■ダダンの森

「え〜〜〜〜?そんな!誰の子?」
・・・なんという軽いリアクション。何者なんだ、ダダン。軽く引き受け過ぎだろう。
この重苦しい展開にあって、少しコミカルなトーンのセリフにかえって興味が駆り立てられますが
姿は見えずに焦らしプレイです。
人間の姿をしてないんじゃないかとすら思える神秘性です。
だって森の中ですよ。
で、フーシャ村の村長が「ダダンはこのことを知っているのか?」と言っていた様子から
あまり人との接触がなさそうなダダン。どこにいるのかダダン。誰も知らないダダン。

ダダンはロジャーやルージュの話を聞いて、そしてそれをエースに話したのかな?
そうだとしたら、エースが知ってるロジャーとルージュの情報って全てダダン経由になると
思うのですが、大丈夫かダダン。人の一生、あと海の治安がかかってますぜ、ダダンの情報に。

そして、その後、ダダンとエースとルフィの3人の生活が始まるようなのですが
この時のルフィが麦わら帽をかぶって、目の下の傷があります。
ご丁寧にランニングには「56(ゴム)」の文字まで。もうゴム人間なの?
これ、尾田先生のミス?
それとも、この時ルフィは7才でエースは10才なの?
ちょっと自分が思ってた時系列と違うなー。
シャンクスはルフィと会ったのと同じようにエースとも会ってたような
気がしてたんですが、違うのかね。
シャンクスはエースとルフィが兄弟って知ってるのかね。



ルフィはガープの下で育っている頃にシャンクスと出会って
麦わら帽子の約束をして、その後エースと出会ったのかな。
ルフィはフーシャ村の人達に育てられたという印象があるけど
エースは最初からダダンの森だったから、フーシャ村の人も
あんまり知らなさそう。

■世界政府の意図

海軍にとって、エースの処刑には大きな意味があることがわかりました。
これまで、私は七武海VS白ひげという戦争は圧倒的に白ひげ有利だと思ってました。
七武海の中に怪しい動きをする者も垣間見えてきましたので、私はこの公開処刑には
「七武海の解体と再編成」という裏の目的があるのではないか、と思っていたのですが
ここまで読んでみると七武海はやっぱり普通に戦力として頼りにされているようにも
見えます。
いや、まだわからない。わからないよ。世界政府の意図は!
詳しくは、私が夏コミで発行するウォーターセブン考察本をご覧下さい。
(潔い宣伝)

エースが父親姓を名乗らなかったのは、父親を怨んでいるからだと
言ってますが、自分の身を隠すために有効でした。偶然?
今はゴールド・ロジャーで名が通ってますが、昔は「ゴール・D・ロジャー」だったと
くれは談。
「ゴール」の名前の封印に何か意味が?

父親を怨んで名前を伏せて生きるエースが「海賊王」という称号には
こだわりがあって、自分の本当のオヤジを海賊王にしようと命をかけます。
エースにとって海賊王とは?

エースの処刑はオハラの抹殺と同類のような気もするのですが…。
これに関しては私が夏コミで発行するウォーターセブン考察本には書いてません。
(微妙に宣伝)

■神降臨

行動パターンが小五レベルのバギーが、派手に盛り上げてくれる
正義の門の開門!!

「動力室」が音信不通という手口はシリュウを思い出しますが
海軍本部の内部に既に潜入しているとは考えにくいです。
海軍に白ひげ側のスパイが潜入しているのだと思いますが
それよりもまず、バーソロミューくまは海軍側の人間でないような気がするのですが…。
これ、敵を迎え撃つ所にいるくまがパシフィスタで、本物のくまが
パシフィスタになりすましてるとか、そういう安易なカラクリではないと思います。
なぜなら、尾田だから。
(本物のくまのみがバイブルを持ってるのですよね?)
ジンベエが魚人パワー&七武海情報で、海底からの潜入を図ってるという
予想もできますが、動力室を破壊するようなことはしないような気もします。
も、もしかしてボンちゃん?!(大いなる願望)

■空想科学技術“コーティング”

思っていたよりずっと万能感溢れる技術でした。コーティング。
ちょっとそれ反則じゃないですか。
海軍が「見失った」と言われた海域からずっと潜ってたことになりますよね。
そりゃあ、魚人島にも行けるって訳か!
そうだ、魚人島に行く途中だった!
ウォーターセブンから魚人島に向かって旅してたんだっけな。

そんな遠い目になってしまうようなコーティング技術なのですが
海面に浮上した時に「パン!!」と泡が弾けるような音がしてますね。
シャボンディ諸島の近くでのみ有効な技術なのかな?
それともコーティングした状態で世界一周も可能なのかな?
コーティング屋がルフィ達の仲間になることもありうるのかな?

■白ひげ、船上に立つ!

世界が大きく動き出しているという舞台ではありますが
親と子の対面というだけで十分胸が熱くなるのに!
なんだこれ、このワンピース。

私も白ひげをおやじと呼びたくなるようなビッグダディの風格です。
ベストファーザー賞を贈ります。私から。

もう、なんかね。泣けてくるんですよ。
この人、今、世界最強なんだな、とか
自分の息子のために世界をひっくりかえす戦争を引っ張ってんだな、とか
本当は体が万全じゃないんだろうに、息子に自分の一番かっこいい姿を
見せようとしてるんだろうな、とか
オヤジとして最高にカッコイイんですよ。

ロジャーの没後、22年間も世界最強として君臨してきた存在感に圧倒されます!

しかし、そんな白ひげが四皇の1人であり、あと3人も同レベルの海賊がいるのだという
脅威を感じさせる今週のサブタイトル“四皇『白ひげ』”です。



2009/07/29

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