第517話 「新章開幕 再集結!麦わらの一味」
新オープニング『WE GO』



新OP。きただにひろしの「WE GO」です。
ジャンルはなんと数え歌という斬新さ。
歌詞はドッカンドッカン系。チャラヘッチャラ系です。
つまり今、10才の子が大人になってから童心に帰れる系です。
前の安室ちゃんのOPは歌詞が深くて聴けば聴くほど心に染みる
良い曲で、ルフィにとっての挫折や逡巡といった
内容にぴったりでした。

一方、ウィゴーは頭からっぽの方が夢詰め込める感じの
ただ前に進むだけ、考えることなんていらない!って感じの
爽快な曲です。この対比がルフィの心境の変化を
表してるように思えて、感動すら覚えました!

みんなで歌って盛り上がれる箇所も多くて
聞きながら早くもUSJのプレミアショーで大合唱してる
様子が頭に浮びました。(気が早すぎる)

ロマンスドーン編の最終回とかシッケアールとかのアニゾロもやろうかと9月の放送分も見直してました。結果的に新章のアニゾロに専念しようと古いアニゾロはやらないことにしたのですが、「シック」のCMだけは見過ごすことができませんでした。
一瞬なので見逃してましたが、後ろで何をやってるのかをスローで確認しました。女性はタオルを持ってました。ウソップは「マンダム」のポーズで決めてました。(わからない人はググって下さい)フランキーとチョッパーは泡を頬につけて遊んでました。泡で遊んでました。泡で遊んでました。大事な事なので二度三度…。
サイボーグフランキーは髭が生えるの?っていうか獣とシェービングフォームの相性は?とか、とにかくワンピースの世界感に徹底抗戦の姿勢を見せるシックの商業主義をさりげなくドリーミーにまとめた東映を褒めるべきなのか。とにかく数年は語り継ぐべき問題作であることは確かです。
そして、シックのCMは9月で終了しました。ワンピースキャンペーンが9月末日までだからです。このCMが終わって、新章に突入という良いタイミングを日本の大部分の地方で実感できないことをお悔やみ申し上げます。

新OP。是非スローで楽しんで頂きたいです。
まず、ほのぼのとしたサニー号の風景を遮って登場するのがゾロのこのエロい横顔です。顎の角度が夏目友人帳です。夏目友人帳では紙を一枚くわえるだけなので、非常に品の良い顎の角度なのですが、新世界編のゾロは日本刀をこの優雅さでくわえる成長ぶりです。よく見ると犬歯もきちんと作画されています。「剣士だけに」と言わざるを得ません。

横顔にうっとりしていると、この視線に胸がドギャン!ときます。この胸の鼓動、どげんかせんといかん。
ど迫力のウィンク、ウィンカー、ウィンケスト(最上級ウィンク)だけでなく、ピアスにも注目です。それは、いつになく耳に刺さってる感じが強調されてるような気がするんです。気のせいと言われればその通りなんですが、長年模写していて、この「貫通感」は初めてなんです。※バカと言っていいのは自分だけです。

そのまま迫り来ます。
スローで見れば迫力も倍増です。これを堪能しないなんてもったいないです。

アップにやられた後はターン!動くゾロです。この衣装で動きます。ロングコート兼着流しというミラクル衣装で風を含んでターン!

フィットしすぎのTシャツの時代には無かった「裾のひるがえる」様子を堪能できます。

刀の動きが光り、ハリセンになる一瞬があります。これも下に出る歌詞の字幕と共に楽しんで頂ける名シーンだと思います。

あれ?こんなシーンなかったですよね?原作になかったですよね?完全にサービスですよね?
背中に夕陽を背負う逆光でジワジワ姿が見えるとか、サービス以外の何者でもありません。もったいぶった演出とか胸の筋肉とか素晴らしいです。このセリフで「一番海苔」のCMも決まりそうです。

オープニングで目の傷をスケッチしすぎたため、胸の傷の書き方がやや間違ってる気がします。


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