第616話 “復讐の呪い”

『ギョギョっ!(さかなクンの持ちギャグ)』


■扉絵

一度でいいから言われたい。
「うまかった。ごちそうさん。」「はやまるな。助けに来たんだ。」「女だぞ。」

リカの細腕繁昌記にドビックリマーリモです。
最初、リカが自分の店を持ったように見えました。
で、うっかりグルーポンと契約して捌ききれない客が押し寄せたという
時事ネタかと思ったのですが、「海軍基地の給仕見習いリカ」というタイトルがありました。

え、給仕見習いなのに「リカのおにぎり」とか看板出してやりたい放題か!
さすが極悪海賊の命を救ったド根性幼女。
サンジばりの「喰いたいヤツには喰わせてやる」精神で今後も
海軍の規律にそむいて大いに犯罪者を救ってやるがいいさ!
そうさ!嫉妬さ!

■ゾロとか

「おれが好きで」という台詞にどうしようもなく胸がアップサイドダウンした同士は多いはず。
好きで人を斬りまくっていいじゃないの。海賊だもの。と思うのですが
そこを否定するのはゾロがシャイだから、で片付けて個人的には問題無い。
「考え無し」扱いされることに腹を立てているのかしら。
そんな事よりも新世界編のゾロの衣装の素晴らしさをいつまで
噛みしめ続ければいいのか。
今週なんてまんま着流しで即、妄想世界への出航準備OK。
毎週がスペシャルおやつ。
着流しのストイックさと、腰布のひらひらの華やかさと、心強さと…。

ひょんな事から敵対したネプチューンと麦わら一味ですが
すっかり馴れ合ってるのもテンポが良くて楽しいです。

王国の国境警備隊が竜宮城と連絡が取れなくて
「電伝虫の病気か…?」とノンキな事を言ってますが
リュウグウ王国の平和ぼけした空気が時々垣間見えます。

ネプチューン、発想がルフィと同じだったりと
普段はちょっと危なっかしいおっさんだけど、決める時は決める!という
大物の風格も感じられます。

ところで、ネプチューン軍を縄でぐるぐる巻きにしたの誰なんでしょうね。
手先の器用なウソップなのかな。
ナミさんだったら、華麗な縄さばきで魅力が増えそうな気がするんですが。

「ホーディと戦うな」というジンベエからの伝言。
毎週、忘れそうになるよ!

■ホーディとか

ルフィ達がどうやってリュウグウ王国から出たのか謎です。この“全門開放”を利用したのでしょうか。だとすると目撃者がいても良さそうなのですが…。ここは余り気にしないでいい部分なんでしょうか。
フカボシ王子達は、ゾロとの条件をクリアすべく、暗黒女などを捜索しているのでしょうか。今となっては唯一の良識派であるフカボシ王子からの続報が待たれます。

さて、ホーディの新事実に驚愕です。
昔は有能なネプチューン軍の兵士だったとは!それなのに、どうしてこんなにもネプチューン軍を怨む?!何かあったのでしょうか。とびきり屈辱的な出来事が…。
白ひげの名のもとに守られていた魚人島な訳ですが、ホーディは白ひげの事をどう思っているんでしょうね。

あと、デッケンが最前線にやってきて大丈夫なんでしょうか。
この魚人、遠くにいたらやっかいですが
手袋取られたら、ジ・エンドですよね。
雨降って、ジ・固まるですよね。

■ほっこりロビン

出た!
ほっこりロビン!

このほっこりした表情は「旅の可能性」を感じている証!

アラバスタでロビンの夢は断たれたかのように見えました。しかしルフィ達と出会い、旅を続けることで空島に新しいポーネグリフを発見しました。
ロビンにとって「未知の物の存在」は、それだけで生きる意味があるというもの。

本当にルフィ達に出会えて良かった!

「やっぱり情報を得られた」という台詞が興味深いですね。
魚人島に何かある、という目星はどこから付けていたのでしょうか。
革命軍との情報交換などがあったのでしょうか。

地上のポーネグリフは国王が守っていることが多いようですが
魚人島の国王が世界政府の秘密を守っているというのがちょっと理解しにくいですね。
世界政府から迫害されていた立場の魚人が、ポーネグリフを守っているとすると
空島のパターン(敵意から守り抜いた)の説が濃厚でしょうか。

何百年も遡る、魚人島の歴史が紐解かれるのでしょうか?!

お魚バス、可愛い!猫バスみたい!乗りたい!

ロビンがクロコダイルに古代兵器の情報を渡さなかったのに理由はあるのでしょうか?ロビンは自分の身の危険を冒してまで、情報を渡すことを拒みました。何か強い信念があるようにも見えますが…???

ロジャーも全てのポーネグリフを把握したようですが、古代兵器には全く無頓着だったようです。古代兵器は強力な力を及ぼす反面、相応の副作用もあるといったところでしょうか。

ロジャーがラフテルに足を踏み入れなかった(らしい)件など、海賊王の謎はますます深まります。

■ドン!と登場、デン!

王族の兄弟がバラバラの種類であることを説明してくれました。
人間と交わる場合はどうなんでしょうね。
輸血さえも禁忌とされてますから、異端扱いはされるでしょうね。

廃船島に住んでたトムさんと、船の墓場に住むデンさんは似てるかな?
姿形や口調は全然似てませんが。
デンさんの口調、やたら丁寧ですよね。

“クジラっていうのはね…”“キミ”“アイスバーグ君”“お弟子さん”“僕ら”
上品というか・・・オネエ系?

さて、そんなオネエ系クリエイターのデン氏。
手紙で事件のことは全て知ってる、と言ってます。
事件というのはトムさんが処刑されたことなどだと思いますが
プルトンの設計図などには触れてないのでしょうか。
今のところはわかりませんが、プルトンの設計図の存在くらいは
知ってるとなると、ロビンとの遭遇が面白い方向に進みそうな気がします…。

「海の森」もオールブルーのヒントとかありそうだし。

全く魚人島は盛りだくさんだぜ!

■ジンベエ親分

人を待ってるジンベエの姿に不覚にもキュンとなりました。
あれ、もしかして私のワンピースの好きなキャラ、大人部門の第2位に浮上しそうな予感。
(1位はアイスバーグさん)
(イケメン部門1位がゾロで、カリスマ部門1位がシャンクス…など各部門あります)

私はまだエースの死を消化できずにいるんだけど
ジンベエの半生を振り返ることで、エースや白ひげのケジメもつけられるのかもしれない。
というか、回想シーンプリーズ。

お墓と語り合うジンベエが寂しそうだったりストイックだったりも見えるし
託されたバトンの重みを実感しているようにも見えます。
“死に場所”と決めたマリンフォードで多くの盟友を失い
魚人島から離れて過ごすジンベエは、今、何を思う…。



2011/03/01

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